カジノができると事件が増えるのでしょうか

2017年10月にアメリカのラスベガスのカジノホテルで起こった銃乱射事件は大きな衝撃をもたらしました。58人を殺害し、犯行に及んだ人間も警察官突入の前に自殺してしまい、犯行の動機もわからないまま幕を下ろしてしまいました。アメリカでの単独犯による銃乱射事件としては、史上最大のものと言われています。このような事件が起こると、やはりカジノができることで犯罪が起こる温床となる、という見方をする人が増えてきます。現に、日本でも進行中のIR構想にからんで、カジノ施設も含まれているところから、治安が悪化することを恐れる声も上がっています。IR反対の根拠として、犯罪頻発の危険性をあげている人は少なくありません。実際に海外では警察が出動する事態が起こることも、まれではありません。

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2015年に、マカオのカジノで刃傷沙汰が発生したことありました。日本でも知られているモデルの父親が経営にタッチしているカジノでの事件でした。借金がらみでの口論から発展して、ひそかに所持していた包丁で斬りつけたとというものです。斬られた側は、全身が血まみれになる重傷を負いました。マカオでは、客同士のトラブルだけではなしに、ディーラーが関与している不祥事もありました。多額の借金を抱えたディーラーが、仲間に不正行為で勝たせる方法を持ちかけて多額の現金を詐取した、という事例もありました。このディーラーの場合、勤務中に仲間にゲームをプレイさせて勝たせるというやり方で、7回のゲームで日本円で約6000万円をだましとったとのことです。また、別のディーラーは、自分が交際中の女性がゲームをしているときに、チップを水増しして余分に渡す行為で、約500万円を余計に手渡していた、という事実も報告されています。

このような違法な行為を羅列すると、いかにもカジノそのものに犯罪の根本原因が潜んでいるように誤解されがちです。しかし、人間が集まると、そこに事件が発生するきっかけというのは、必ず潜んでいるものです。シンガポールは、2005年にカジノの合法化に踏み切りました。IR施設が完成しただけでもって、地元に約9000人の雇用が生み出され、観光客数が6割増、観光収入が8割という劇的な伸びを実現いたしました。このような経済効果を享受したシンガポールですが、解禁以前に恐れられていた治安悪化については、全くの杞憂に終わりました。むしろ、犯罪発生率は低下したのです。カジノ施設ができれば防犯カメラが多数設置され、また、警備員も多数配置されるなど、セキュリティの確保が強く図られます。逆に、反社会的事件が減るというプラス効果が出てきました。